管理栄養学部

研究室の紹介分子医学研究室

栄養代謝シグナルの研究と健康的な食事法の開発

私たちの研究室では、(1)栄養代謝シグナル伝達機構の解明、(2)健康会席弁当箱の開発、(3)脳腫瘍の病態解明とその治療への応用、などの研究に取り組んでいます。

研究テーマ

栄養代謝シグナル伝達機構の解明

私たちの研究室では、培養細胞を用いて、細胞内で栄養代謝シグナルが伝わっていく新しいメカニズムを明らかにしたいと思っています。その研究のひとつとして、細胞の中でエネルギーを産生する場所であるミトコンドリアに存在するGTPBP10という分子に注目して研究しています。このような研究を通して、健康長寿を目指した食事療法を考えます。

健康会席弁当箱の開発

糖尿病の食事療法のひとつとして、食物繊維→タンパク質・脂質→糖質の順番で食物を摂取すると、食後の血糖値の上昇を軽減できる「食べる順番療法」が報告されています。私たちは、この「食べる順番療法」を簡単に実践してもらい、糖尿病や動脈硬化症などの生活習慣病を少しでも防いでいくために、健康会席弁当箱を考案しました。現在、この弁当箱の実用化に向けて取り組んでいます。

教員の紹介

井澤一郎 教授

担当科目/生化学Ⅰ、生化学実験

医師、博士(医学)
専門分野: 分子医学、生化学、細胞生物学、脳神経外科学