研究テーマ
褐色脂肪細胞における熱産生機構の解明
褐色脂肪細胞は熱産生器官であり、新生児の腋窩部、肩甲骨間に豊富に存在します。最近の研究では、ヒト成人にも褐色脂肪細胞が存在する事が示唆されており、特に肩部、胸部傍脊柱に分布する事がわかっています。この褐色脂肪細胞を持続的に活性化できれば、消費エネルギーを増大させる事ができ、延いては肥満解消に繋がると、私たちは期待しています。
教員の紹介
早戸亮太郎 准教授
担当科目/解剖生理学実験、人体の構造と機能I、人体生物学の基礎
博士(情報工学) 専門:細胞生理学、温熱生理学、感覚生理学
学部3年までは情報工学系(ITやプログラミングなど)の学問を学んできましたが、4年になり所属した研究室で初めて細胞に触れ、生物の性能のすばらしさに感動し、この世界で生きていこうと決めました。今も変わらず細胞の生理現象を調べております。栄養士実力認定試験では試験作成委員(解剖生理学)を担当しております。