活動の報告Activity Report
学生の活動
2023年度オーストラリア海外研修④
8月15日、オーストラリアで栄養学を学んでいる二人の日本人大学生さんからお話を伺う機会がありました。
海外で学ぶ大変さや楽しさなど、また、現地での生活や日本との違いなどを体験談を交えて楽しく話していただき、とても実りある時間となりました。
また、私たちからの様々な質問にも答えていただきました。
仕事と学業の両立の難しさや、多文化、多国籍であることからの大変さなど、日本に住んでいたら聞くことのできなかった話がたくさん聞けて、オーストラリアに来て話が聞けてよかったと思いました。
その日の午後、この時期に毎年開催されるクイーンズランド州最大の農業祭「EKKA(エッカ)」に行ってきました。
会場内には遊園地にあるような乗り物が沢山あり、まるでテーマパークにきたような気分になりました。
屋台で1番に目についたのは、ダッグ・ウッド・ドッグ(日本で言うアメリカンドッグに近いもの)です。
すごく大きくて、食べごたえがありました。
また、いちご好きの私は、ストロベリー・サンデーといういちごのアイスがとても気に入りました。
夜には、「EkkaNITES」というショーが行われていました。
沢山の人がアリーナに一斉に集まり、テレビの中継も入っていて、会場は大盛り上がりでした。
中でも私が1番感動したのは、世界トップクラスのFMXオージー・ライダーたちによるモーター・アクト・ショーです。
その迫力には、圧倒されました。
最後には綺麗な花火が上がり、最高のひと時を過ごすことができました。
8月17日に私たちは、Ella's Farmに見学に行きました。
そこでは、多くの食べ物が自給自足でまかなわれています。
自然の大切さ、そして、偉大さを感じることのできるツアーでした。
一番印象に残ったのは、魚の水槽に使っている水で野菜を育てていることでした。
水槽の水を管でプランターまで送ると、その水に含まれている養分で野菜がよく育つそうです。
プランターを通った水は砂利や土で濾過されて、再び水槽に戻されます。
このように、貴重な水資源を無駄にすることなく最大限に活用している姿に、感銘を受けました。
見学ツアーの後、Farmで取れたたくさんの野菜や果物を使ったお昼ご飯を食べさせていただきました。
色とりどりの新鮮な野菜やカレーなど、たくさんの種類のお料理を出していただきました。
どれも味付けが優しくて、自然の味が感じられるお料理でした。
カレーの具材にはガーデンで取れた植物の茎が入っていてびっくりしましたが、食べてみるととても柔らかくて優しい甘みがありました。
Organic Farmだからこそ食べられるお料理が沢山あって、とても良い経験となりました。
8月18日と19日、私たちはBestbrook Mountain Resortに宿泊して、農場体験(Farm Stay)をしました。
グリフィス大学からはバスで1時間半ほどの場所でしたが、その道中ではたくさんの馬や牛を見かけることができ、日本ではあまり見ない景色を堪能しました。
Farmに着くとまず、ロックペイントをしました。
選んだ石を、アボリジニの伝統的なドットペイントで彩りました。
個性豊かな作品が出来上がり、良い思い出となりました。
次にバター作り、羊の毛刈りショー、家畜の餌やりなど、様々なアクティビティを体験しました。
バター作りには100年ほど前に使われていた手回しの道具を使用させてもらい、みんなでかわりばんこに機械を回してバターを作り上げていきました。
フレッシュなミルクから完成したバターはとてもさっぱりとした味で、臭みが殆どなく、とても美味しかったです。
市販のバターとはまったく別の物でした。
羊の毛刈りショーでは、初めて見る光景に衝撃を受けました。
羊をおさえこみながら、傷つけないように、細心の注意を払って毛を刈る様は、まさに達人の技だと感じました。
狩り終わった毛を見せてもらいましたが、それは一枚に繋がっていて、とても驚きました。
Farm Stayで一番印象に残っているのは、みんなで見た星空です。
近くには街灯一つなく星と月明かりだけの空間は、Farm Stayでしか味わえない貴重なものでした。
おかげで、日本では見たことがないほどの満点の星空を見ることができました。
また、ちょうど天の川がよく見える時期でもありました。
学年の垣根を超えて、みんなで楽しく夜空を見ながら話をして、忘れられない時間となりました。
Farm Stayの2日目は、まるで朝マックのような豪華な朝ごはんから始まりました。
すごく美味しかったです。
その後、農場の方に教えてもらいながら、鞭鳴らしとブーメラン投げを体験しました。
農場の方が自由自在に鞭を鳴らしている姿を目の当たりにして、こんなに大きな音が出るんだと驚きました。
鞭を鳴らすのは難しかったですが、上手に鳴らせた時はすごく嬉しかったです。
ブーメラン投げは、アボリジニワークショップでも体験していたため、みんな上手に飛ばせていました。
しかし、ブーメランは本来は狩りの道具であることを考えると、実際に獲物に当てるのはすごく難しそうだと思いました。