その他
お友達と話をする際、座席の位置を気にしたことはありませんか?あるいは、外食やミーティングのときに「どこに座ろう?」と、頭をひねったことのある方は少なくないかもしれません。
管理栄養士が対象者さんと面談をする際に一番大切なことは、その方との信頼関係を築くことです。
信頼関係を築く方法には、コツがいくつかあります。その一つが座席の位置です。関係が築きやすくなる座席の位置というものがあります。
例えば、あなたが管理栄養士だとします。その際、対象者さんとどのような位置関係で面談を行いますか?
栄養カウンセリングにおいて信頼関係が築きやすい位置とされているのが、Dの「90度の位置に座る」です。座ったときに目線が適度に合わせやすく、適度に外しやすい位置ということで、カウンセリングや面談において好ましいとされています。
Aの「目の前に座る」というのは案外多く見受けられますが、真正面というのは敵対する位置ともいわれています。お話するときも目線が合いすぎてしまい、どこを見てよいかわからないということにもなります。
Bの「対角線上に座る」は目線が適度に外せてよいのですが、少し距離が遠くなるので、「相手に対して無関心である」というメッセージが伝わりがちになります。
Cの「横並びの位置」は、お互いに少し内側に向いて話すように工夫すると好ましい位置となり、「一緒に物事を行おう!」というメッセージが伝わる「Let’sの位置」とも言われています。こちらも正解ではあります。
いかがでしょうか。普段何気なく座る位置にも、相手との信頼関係が築けるコツが隠れています。日常生活において意識してみると、面白いかもしれません。