食べ物と健康
皆さんは小学校のころ、学校で給食を食べていたと思います。
学校の給食は美味しかったですか?
給食は学校のほか、病院や福祉施設、会社などでも食べられています。それらの場所では、数百から一万以上の数の給食がつくられています。
これだけの数の給食をつくるには、しっかりした計画が必要になります。
*美味しくて食中毒にならず、栄養を満たしていて安価な食事の計画
*調理の方法の計画
*調理場の管理の計画
これらの計画をたてたら、実際に調理して給食を提供(喫食)します。給食の提供後は、計画通りに提供できたかどうかを検討します。そして、検討した内容を次の給食に反映させるため、計画を見直します。
上記のようにして進める業務のことを、「給食管理」と言います。その方法を修得する授業が、「給食管理実習」です。
給食施設の厨房で実際に調理をするのは、調理師さんです。栄養士さんは給食管理の計画をたて、給食が計画通りに提供できたかどうかを検討します。
しかし、厨房の中で実際にどのように作業されているのかを知っておかないと、給食管理の計画がたてられません。そこで時には、栄養士さんが厨房で調理をすることもあります。そのため給食管理実習では、学生が調理師の役割もつとめ、実際に調理を行います。
美味しい食事の献立がたてられますか?
*料理のレパートリーはたくさんありますか?
お家でたくさん調理して、経験を積みましょう
*美味しい料理の味を知っていますか?
美味しい料理を食べに行き、味を覚えましょう
最後に、実際に学生がつくった給食を紹介します。
・ご飯
・とんかつ(トマトソース)
・海藻サラダ
・キャベツのスープ
・りんごのコンポート
野村幸子
管理栄養学部