生活習慣病の遺伝的背景を知り、食による予防を目指す。
生活習慣病の中でも2型糖尿病と脂質異常症をターゲットにして、それらのモデルマウスを用いた研究を行っています。疾患の発症に関わる遺伝子を明らかにすること、その遺伝子がどのように発症に関与しているのか、そのメカニズムを明らかにしたいと考えています。今はまだ基礎的研究ですが、その遺伝子の発現を食によって制御することを目指しています。
研究テーマ
脂質異常症に関わる遺伝子とそのメカニズムの解明
脂質異常症モデルマウスにおける原因遺伝子の発現調節がどのように行われているのかを研究しています。また、脂質代謝と関連の深いビタミンEの濃度と、この遺伝子の関係も調査しています。
インスリン分泌に関わる遺伝子の探索
インスリン分泌障害を示す2型糖尿病モデルマウスにおいて、その原因遺伝子の同定を目指しています。
教員の紹介
小林美里 准教授
担当科目/栄養学(食品学)、生化学Ⅱ、基礎栄養学実験、代謝栄養学実験
学位:博士(農学) 専門分野:栄養生化学
2021年度からスタートした研究室です。