「医療」と「食品」の知識を駆使して、新商品の研究開発を行っています。
メニュー開発、新製品開発のほかに、生産方法の確立などに関わる研究や、アレルギー物質の検査などの品質管理に関する業務も企業で働く管理栄養士の仕事です。本学部の卒業生は、食品について消費者に正しく伝えることのできる力を備えた営業職としても活躍しています。
小さなきっかけから抱いた、
商品開発に携わる夢を実現。
岩田食品 株式会社
黒才 詩織さん(2018年卒業)
全員で高め合う環境で、大きく成長。
管理栄養士国家試験の合格率の高さを見て、これはきっと「大学全体で学生を支える風土があるからだ」と思い、名古屋学芸大学を受験しました。入学すると、先輩たちがとても面倒見がよく、勉強や大学生活について親切に教えていただけますし、国家試験や就職活動の際にも、先輩や先生方には親身になって相談に乗っていただき、入学前の実感は間違っていなかったと確信しました。東日本大震災の被災者の方に食事を提供するボランティア活動では、皆さんに喜んでいただける食事づくりを通じて、私自身の成長にもつながりました。
商品を一から生み出す面白さに触れて。
高校時代にテレビ番組を見て、憧れを抱いた「商品開発」に携わりたくて、今の会社に就職しました。現在は、スーパーなどで販売されるお惣菜を開発。季節商品の開発は、販売時期の約半年前に考案するので難しさもありますが、それが、開発の腕の見せ所でもあります。アイデア段階から手掛けた商品が、店頭に並んだときに得られる感動や達成感は格別! これからも、学生時代に身につけた管理栄養士の知識やスキルを最大限活用し、お客様に喜ばれる、より良い商品を生み出していきたいと考えています。
「栄養」の知識を強みに、
健康を支える商品を提供。
株式会社 明治
竹内 あすかさん(2017年卒業)
学生時代に築いた人脈は、今に活きる財産。
オープンキャンパスに参加して、名古屋学芸大学の自然な雰囲気を肌で感じることができ、入学を決めました。キャンパスにもナチュラルな装いの学生が多く、私もすぐに馴染むことができました。
先生方の熱心な指導により、楽しく学べたことで、身についたことは今も仕事の糧となっています。また、病院に就職した仲間も多く、取引先で先輩や後輩に再会することがよくあります。大学での出会いに感謝しかありません。さらに、学生会に所属し、他学科の学生や先生方と一緒に、卒業パーティーを企画・運営できたことも、自分を成長させてくれる経験でした。
商品を提供し、高齢者の健康をサポート。
現在は、食品メーカーの営業として、病院や高齢者施設へ栄養補助食品を提供しています。仕事でお会いする方々は栄養士や看護師、医師など「栄養」に詳しい方々ばかり。その方々に対して自分自身も「栄養」についての理解があるうえで商品を紹介できることは、栄養学を学んだ私の強みだと思っています。自分が提供した商品が役立ち、多くの方々の健康を支えられることは、この仕事の大きなやりがいです。結婚や子育て後も仕事を続け、長く人々の健康を応援していきたいと思います。