管理栄養学部

卒業生の活躍行政機関で活躍する卒業生

地域住民の健康維持・増進に向けて、公衆栄養活動を行っています。

行政機関で働く管理栄養士の使命は、地域住民の健康を支えること。健康づくり政策の企画・立案や地域住民向けに健康づくりの講座の開講などが具体的な仕事の内容です。本学の卒業生も公衆栄養の知識を発揮して、健康教育や栄養相談、食環境の整備に従事しています。

食のプロとして、乳幼児や妊産婦の栄養面をサポート。

豊川市 子ども健康部 保健センター 
管理栄養士
山本 千暁さん(2017年卒業)

学生時代の社会経験は必ず活きる。

生まれ育った豊川市に少しでも貢献したいと考え、管理栄養士を目指すことにしました。学生時代は、接客業など7つものアルバイトを経験。そこで培った社会経験は、社会人としてスタートラインに立つときの確かな自信となりました。また、大学では多くの友達や恩師に恵まれました。ゼミの先生とは、今でも仕事の面で困った時などに相談に乗ってもらったり、仕事先でお会いすることも。卒業してからも、多くの人とつながりを持てているところに、この大学の魅力を感じます。

多職種との連携も、成長の機会。

現在は豊川市の職員として、乳幼児や妊産婦を対象にした食にまつわるさまざまな教室の企画・運営に携わっています。また管理栄養士として、子育て中のお父さんお母さんの栄養相談にも関わります。ふだんは保健センターの保健師さん、歯科衛生士さんなどと接し、乳幼児の発達や歯のケアなどについても情報を得ることができ、自分自身も成長しながら、情報を相談の場に生かすことができます。市民の皆さんからは「先生に教えてもらったことを実践したら、改善できました! 安心しました!」という声もいただき、何よりの励みになります。これからも、管理栄養士として地域の健康を支えていきたいです。

県の健康課題解決に向けて、幅広くアプローチ。

岐阜県健康福祉保健医療課
中島 美冴さん(2015年卒業)

多くの実践的な学びを得られた大学時代。

4年次のゼミ活動では、大学女子駅伝選手への食事提供を行いました。献立を作成すると同時に、夕食の調理も実施。バランスのとれた食事に関する知識が身につくのはもちろん、食を通じた健康づくりに関わるやりがいを学生時代に実感できたことは大きなアドバンテージになったと思います。また大学3年次に、カリフォルニア大学デービス校の海外研修にも参加。アメリカの栄養学を学びつつ、多くのフィールドワークに挑戦できたことは、大きな財産です。

健康増進・疾病の予防の観点から、健康を守る。

現在は、健康寿命の延伸や健康格差、さらに岐阜県の野菜摂取量の増加に向けて、食を通じた県民の健康づくりを支える仕事をしています。具体的には、給食施設に対する指導や栄養に関する調査など。さまざまな関係機関や団体と連携し、幅広く業務をおこなっています。県の管理栄養士は、さまざまな職種の方、幅広い分野の方と連携した取り組みができるので、広い視点で事業を展開できます。その魅力を最大限発揮し、広く一般の人の健康を守れる管理栄養士をめざしていきたいです。