管理栄養学部

活動の報告Activity Report

2025年度 オーストラリア海外研修③

見て、触れて、感じて:オーストラリアの動物と人々との心温まる交流

今日は、GELIの授業の後に「Wildlife Workshop」がありました。グリフィス大学の教室に動物を連れて来ていただき、オーストラリアの野生動物の生態や捕食などの特徴について学びました。ヘビを首に巻いたり、ワニを持ったりと、少し怖い体験もありましたが、どの動物もおとなしく、間近で見ることで初めて気づくかわいらしさも感じられ、非常に貴重な体験となりました。

ホームページ記事③(2枚目).jpeg

GELIの授業の最終日には、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングのテストを受け、修了証をいただきました。最初は戸惑いや不安もありましたが、日本人だけでなくさまざまな国からの留学生と一緒に学ぶことで、次第に英語に慣れることができました。他の国の友達もでき、とても良い機会になったと感じています。フェアウェルランチでは、ステーキやハンバーガーなど4種類のメニューから選ぶことができました。みんなでこれまでの英語の授業を振り返りながら食べたステーキの味はきっと一生忘れられません。

ホームページ記事③(1枚目).jpeg

この日は、Logan Central Respite Center (ローガン・セントラル・レスパイトセンター)を訪問しました。はじめに施設の概要説明と館内の案内をしていただきました。この施設は、日本でいう「デイサービス」に近い役割を担っており、利用者の健康維持や自己能力の向上、生活の質の向上を促進し、地域社会の中で自立した生活が送れるよう支援しているそうです。また、スタッフの中に多くのボランティアの方が関わっていることに驚き、地域全体で高齢者や障がいのある方々を支えていることを知りました。施設内の庭には芝生が広がり、さまざまな種類の野菜が栽培されていました。さらに、喫煙スペースとして椅子も設置されており、このような環境整備から、利用者一人ひとりの尊厳を大切にしている姿勢が伝わってきました。

また、管理栄養士の方から施設の食事に関するお話も伺いました。アレルギー、乳糖不耐症、グルテン不耐症、糖尿病、嚥下障害といった疾患だけでなく、文化や宗教にも配慮したアセスメントを行い、利用者それぞれに適した食事を提供しているとのことでした。加えて、嗜好にもきめ細やかに対応しており、たとえば野菜が苦手な方には、細かく刻んだ野菜をハンバーグに加えるなど、工夫を凝らして栄養面にも十分配慮をしている点が印象的でした。

その後、日本から持参した折り紙を使って一緒に鶴を折ったり、福笑いを楽しんだりと、利用者の方々との交流の時間を持ちました。最後には、「it's a small world」をみんなで歌い、心温まるひとときを過ごしました。

ホームページ記事③(3枚目).jpeg