管理栄養学部

活動の報告Activity Report

第8回 栄養教諭育成研究会の開催

2022年3月5日(土)に第8回栄養教諭育成研究会が開催されました。

 栄養教諭育成研究会は、栄養教諭として活躍されている卒業生と栄養教諭をめざして教職課程を履修している学生との交流会を含めた研修会です。

 新型コロナウイルス感染症対応を考え、昨年度第7回からオンライン開催となりましたが、卒業生19名、在校生25名、教員6名と多くの方が参加しました。

14:00~ 開会あいさつ 管理栄養学部教職課程委員会 委員長 池田 彩子先生

14:15~ 研修  テーマ 栄養教諭のための食物アレルギーセミナー 

   第一部「最新情報から学ぶ基礎知識」管理栄養学部 山田 千佳子先生

   第二部「学校生活管理指導表を活用した給食の管理と食に関する指導」管理栄養学部 髙田 尚美先生  

15:55~ 質疑応答・交流  16:35~ 閉会あいさつ 管理栄養学部 学部長 和泉 秀彦先生

 食物アレルギーを有する子ども達が増加するなか、学校で子どもたちの指導と管理を職務とする栄養教諭が最新の情報を学び、活用するための知識と技能を獲得するための研修と、お互いの日々の実践について情報を共有する質疑応答・交流の機会となりました。

 研修会後のアンケートからの抜粋です。

 【卒業生】

  ・基本的な部分からの説明があり、学生時代に学んだことを講義中にじわじわと思い出すことができました。

  ・最新情報について教えていただき、何年後かに入学してくる子どもたち・保護者がどんな悩みを持っているのかを想像して対策をしていきたいと思います。

  ・摂取する食品と健康の保持増進との関連性に関する指導では、アレルギーの視点からも指導をしていきたいと思いました。

  ・専門職である栄養教諭が最新の情報をキャッチし、学校全体にはたらきかけることの重要性を再認識しました。次年度からブラッシュアップしたいと思います。

 【学生】

  ・食物アレルギーの学校での現状について、学校ごとの課題の違い、相互で自分の学校ではこんなことをしているようとアドバイスや実際のお話が聞けたことがよかったです。

  卒業生からは「自分が学生だった頃のように大学へ行き、栄養教諭を目指す後輩たちと直接お話が出来たらいいな」という感想や、学生からも先輩方ともっと交流したいという願いがありました。遠方や育児等でオンラインの方が参加しやすい方達への考慮や新型コロナウイルス感染症対応等と合わせて今後の開催方法を検討していきます。

 栄養教諭育成研究会は、卒業生にとって学び続けるための大切な機会であり、1校に一人しかいない栄養教諭の情報交換の大切な場です。また、学生たちが、自分の将来について考え、これからの目標を明確にしたり、栄養教諭に必要な資質能力を知る機会です。

 また、様々な市町村や都道府県で働く栄養教諭同士のネットワークを構築する場でもあります。

 研修会での学びや交流をきっかけに、社会に向かって日々の実践を発表できる栄養教諭として活躍できるような応援もしていきたいと思います。