管理栄養学部

活動の報告Activity Report

第6回 実践栄養ケア研究会の開催

2021年8月7日(土)に第6回実践栄養ケア研究会が開催されました。

実践栄養ケア研究会では、医療分野で活躍されている卒業生と医療系へ就職志望の3年生との交流会を含めた研修会を毎年行っています。今回は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、オンラインでの開催となりましたが、卒業生が約20名、3年生が約45名、4年生と院生が約10名、教員が4名と、多くの方が参加しました。

今回の研究会は「栄養指導を究める~患者さんから信頼される管理栄養士を目指して~」をテーマとして開催しました。

最初に基調講演を、愛知県厚生連 豊田厚生病院 栄養管理室 栄養管理第1課長 森茂雄先生に行っていただきました。「栄養指導を究める~管理栄養士だからできること~」と題した講演で、「栄養指導の結果は担当する管理栄養士による」という緊張感あるお言葉から始まりました。その後はクイズや分かりやすい具体例を交えながら、あっという間に時間が過ぎ、楽しみながら学ぶことができました。AIが発展しても管理栄養士として活躍するためのスキルについても提示され、在校生、卒業生ともに管理栄養士がすすむべき道を感じ取れる講演でした。

その後、4名の卒業生に現在の業務内容や栄養指導の経験をお話しいただきました。ディスカッションの時間には、在校生や卒業生から多くの質問があり、活発な討論を行うことができました。

その後、卒業生と3年生との交流会を行いました。

研修会後のアンケートより(抜粋)

在校生

・ とても有意義な時間になりました。たくさんのことを教えて下さった先輩方に感謝したいです。この会に参加したことで、将来の事を考える際のモチベーションに繋がりました。これからもっと頑張りたいと思います。

・ なかなか現場で働く管理栄養士さんと関わる機会がないので、普段気になっていることをお聞きすることができてとても勉強になった。

卒業生

・ とても貴重な意見交換の場を与えていただき、ありがとうございました。良い刺激になりました。

・ 今回はどの施設でも行なっている栄養指導を題材としており、すぐ実践に繋がる内容でした。後輩指導に行き詰まっていたところでしたので、参考にして栄養指導の質の向上をしていきたいと思います。

実際は対面での開催希望が多かったですが、オンライン開催にすると他県からの参加が可能であること、移動時間の制約を受けないため、参加しやすいという意見もありました。

この研修会の目的は、将来の管理栄養士像を考えスキルアップを図るだけではなく、それぞれが将来ビジョンを定め、どのような能力を身に着けていくのか考えるきっかけとなる事、また、様々な立場の管理栄養士と議論する中で、同職種間でのネットワーク構築に繋げることです。

 この研修会をきっかけに、今後の活躍に期待したいと思います。