目指せ!管理栄養士への道 管理栄養士を目指す、学生のブログ

福祉施設で活躍する管理栄養士

特別養護老人ホーム なごやかハウス神宮寺  安藤真以さん(2期生)

 私の勤務する「なごやかハウス神宮寺」は、名古屋市港区にある特別養護老人ホーム50名、ショートステイ15名の施設です。小規模な施設ですが、介護職員・看護職員・生活相談員・介護支援専門員の他に、嘱託の内科医・歯科医など施設内外の様々な職種と関わりながら仕事を進めます。管理栄養士の仕事は大きく分けて「給食管理」と「栄養ケア・マネジメント」の二つの業務があります。

 「給食管理」について、調理は給食会社に委託しており、献立作成や発注は管理栄養士が行います。まずは安全安心な食事であることが第一で、ご入所者一人ひとりに合った食事形態で提供できるよう、食品の物性や摂食・嚥下機能について等、幅広い知識が必要です。その上で、食事はご入所者の一番の楽しみなので、皆様に喜んでいただける行事食を考えます。安全に楽しく実施できるよう、企画の段階から給食会社や介護職員・看護職員と打合せを重ねます。施設の管理栄養士は一人ですが、一人だけで考えず、たくさんのアイデアを交換することでより良い企画ができます。

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             桜の開花に合わせ提供されたお花見弁当

 

「栄養ケア・マネジメント」は、多職種協働でご入所者の栄養状態の改善を目指します。BMI値・体重減少率・食事摂取量・血清アルブミン値などの栄養スクリーニングに必要な最低限のデータの他に、食事時の姿勢・可動域・咀嚼嚥下の状態・認知症の程度・ご本人やご家族の食事に対するご希望など数字上のデータだけでは読み取れない情報を交換し、場合によっては医師の指示を仰ぎながら、ご入所者一人ひとりに合ったケア内容を検討します。

また、介護報酬の請求では栄養マネジメント加算のほか、療養食加算や経口維持加算などを算定しています。この他にも栄養に関する加算は増えており、介護保険制度の中でも管理栄養士の役割が評価され、活躍の場はどんどん広がっています。

このように「給食管理」「栄養ケア・マネジメント」いずれも、多職種と協力することが大切です。管理栄養士は目立つ仕事ではありませんが、食のスペシャリストとして専門知識を活かしながら、ご入所者・ご家族・施設内の多職種の橋渡しをする重要なポジションです。

働いていて大変なこともありますが、ご入所者の「美味しかったよ」という笑顔が何よりの喜びになり、やりがいのある仕事だと思います。

 

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   マグロの解体ショー(給食会社の職人さん)イベント終了後、新鮮なマグロが提供される

 

 

 

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