目指せ!管理栄養士への道 管理栄養士を目指す、学生のブログ

病院で活躍する管理栄養士

蒲郡市民病院 栄養科 藤掛満直(6期生)

 蒲郡市民病院は愛知県東三河南部医療圏の中核病院として、蒲郡市民約8万人を始め周辺地域を含めた約12万人の二次医療を担う急性期病院です。病院内において栄養科は、リハビリテーション科や臨床検査科など医療技術職(コメディカル)と呼ばれる職種で構成される診療技術局に属しています。

 一般的に管理栄養士の病院内の仕事は、入院している患者さんに食事を提供する「給食管理」。患者さんの疾患に合わせて食事を考え、治療の一助となる「栄養管理」。疾患をもつ患者さんの生活習慣の見直しや改善策を考える「栄養指導」。この3つに分けられます。

 当院では給食管理の大部分を業務委託しており、主な仕事は、栄養管理と栄養指導になります。

 

 栄養管理業務は、患者さんの治療がスムーズに進んでいくよう、過不足なく栄養を摂取してもらう仕事です。例えば、傷を治すにはタンパク質という皮膚を作る材料(栄養素)が無ければ、傷はなかなか治りません。手術を終えた患者さんは、傷がなかなか治らないと退院がどんどん伸びてしまいます。

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それを防ぐには手術の前に栄養補給をしておくこと、手術の後に適切な食事をたべてもらうことが重要になります。治療の前後に栄養管理をしっかり行うことで、患者さんが早く良くなり、元気に退院していかれる。まさしく縁の下の力持ちと感じられる仕事です。

 

 

 

 

 栄養指導業務は、糖尿病など病気を持つ患者さんの食生活を把握し、病気の改善につながるよう生活習慣のアドバイスを行う仕事です。生活習慣は、患者さんにより様々で、個々に合わせた指導が必要になってきます。だからこそ、栄養指導業務は管理栄養士の腕の見せ所だと思っています。甘いものをたくさん食べると糖尿病が悪くなるというのは皆さんもご存知だと思います。甘いものを制限する栄養指導を行うと、糖尿病は良くなります。しかし甘いものを食べるのが楽しみの患者さんはストレスがたまってしまいます。ストレスのかかる生活を続けることはとても大変です。私はいつも栄養指導を行う際に、食事は楽しく、患者さんが食べたいものを食べられるよう心がけています。

 どうすれば好きなものを食べられるか、どれくらい糖尿病が良くなれば食べられるかなどをお話しすることで、ストレスのない食生活を送りながら、糖尿病が良い状態を維持できる指導をするよう心がけています。病気による制限と食べる楽しみという、相反するものを考慮し、食べてもいい量を指導するのは、医師や看護師には難しいことです。食べ物と病気に詳しい病院の管理栄養士だからこそできる仕事であり、自分自身のやりがいにもなっています。

 

 当院の診療科は、糖尿病を診る糖尿病内科や食物アレルギーを診る小児科など20以上の診療科があります。働いていく中で様々な病気を前にし、日々勉強していく必要性を痛感しています。自分自身も糖尿病療養指導士や病態栄養専門管理栄養士などの資格を取得し、学会発表なども積極的に行い自己研鑽に努めています。幅広い知識を身につけ、患者さんに還元していくことは励みにもなっています。また大学時代に培った知識が、いま役に立つということが多々あり、病院で働く管理栄養士の基盤を作ってくれたと感じています。

 今後も多くの患者さんの治療に貢献できるよう自己研鑽を続け、当院の理念でもある「患者さんに対して、最善の医療を行う」ことに勤しんでいきたいです。

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(糖尿病チームのカンファレンスに参加しています)

 

 

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