国際栄養食文化演習 (オーストラリア グリフィス大学)
2019 オーストラリア研修 Lecture - Nurse Working in Australi -
投稿者:Rina, Ayaka, Yui
2019/08/11
今日はオーストラリアクイーンズランド州における看護師について、Wesley Hospitalで働く早川ゆうこさんにお話を伺いました。まず、オーストラリアでの看護師の仕事について学びました。正看護師は大学で看護学をまなび、登録料170ドル払えば働くことができます(国家試験はないそうです。)。主な職場としては、病院、老人ホーム、クリニックなどがあります。風邪を引いたら、まず、オーストラリアではかかりつけのクリニックを受診し、そこでの紹介があった場合、専門の病院へ行きます。ただ、かかりつけのクリニックで解決することがほとんどです。
主な雇用形態はfull time、part time、casualがあります。正社員の場合、一週間で38~40時間勤務し、有給休暇が1年に6週間あるそうです。有給休暇の消化率が高く、病欠、産休での休みも取りやすいそうです。職員が休んでいる間は派遣やcasualの人が入るので、当日働く人の負担は少ないそうです。この勤務時間は変更可能です。ちなみに、オーストラリアはイベントを大切にする習慣があるため、クリスマスでは医師は3日で約400万円稼いだ人もいるそうです。看護師の関連職種に、医師、理学療法士、作業療法士、語学療法士、栄養士、薬剤師、ordelyがいます。栄養士は患者さんの食事管理が偏った場合サポートします。
《オーストラリアの特色について》
・私立病院には医師が常駐していない(これはライフスタイルに合わせており緊急時のみ電話で情報を得ます)
・ordelyという力仕事をしてくれる人がいます
(体位変換は看護師ではなく、ordelyがしてくれるので、腰痛などになることは少ないそうです)
・残業がない
・退職、転職がしやすい
・患者さんへ病態などの情報は常に告知する
・様々な人種が集まっており国際的である
・日本に比べ、男性看護師が多い
・肥満の人に向けての機械が充実している
また、病院の食事のメニューが豊富で、食べたいものを選択でき、糖尿病のみ対応食が用意されています。これは、日本の病院食では異なる形態であると思いました。患者さんが食べたいものを食べることと、決められた栄養管理のされた食事を食べることと、どちらが良いのか考えさせられる講義でした。