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受動喫煙のリスク-主流煙よりも副流煙の方が有害?-

投稿者:公衆衛生学(Public Health)担当 伊藤勇貴

2020/02/26

 たばこが関連する疾患には、がん、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、および妊婦と胎児の異常などがあります。

 

 現在、わが国のたばこ消費量は減少傾向にあります。

 しかし、過去の喫煙習慣による長期的な健康影響と急速な高齢化とにより、たばこが関連する疾患による死亡者数は年々増加しています。

 そのうち1万人を超える死亡者が、「受動喫煙」によるものと推定されています。

 

 ところでたばこの煙には、たばこ自体やフィルターを通過して口腔内に達し、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」と、点火部から立ち上る「副流煙」の2つがあるのをご存知ですか?

 フィルターを通過していなくて、さらに、低温の不完全燃焼時に有害成分が多く発生する「副流煙」の方が「主流煙」よりも多量の有害物質を含んでいることが知られています。

 

 また、喫煙者が口から吐き出す煙を「呼出煙」といい、副流煙と合わせて「環境タバコ煙(ETS:Environmental Tobacco Smoke)」と呼ばれています。

 受動喫煙者は主に、この環境タバコ煙の被害を受けていることになります。

 

図表.jpg

 

【引用】厚生労働省健康局健康課:禁煙支援マニュアル(第二版)増補改訂版(平成30年5月31日)より

 

 とはいえ、主流煙を吸い込みつつ環境タバコ煙にもさらされている喫煙者の方が非喫煙者よりも疾患リスクが高いことは、間違いありません。

 しかし、受動喫煙による非喫煙者の健康被害も、極めて深刻であると言えます。

 

 今後は受動喫煙の機会を低下させ、成人および小児を取り巻く様々な疾患リスクを減少させることで、確実な健康改善効果が期待できるとされています。

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