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調査報告からみる地域差

投稿者:公衆栄養学 川崎和彦

2019/03/18

 2019年1月、厚生労働省が2016年の「全国がん登録」の結果を報告しました。

 この報告は、2016年施行「がん登録推進法」に基づき実施されたもので初の公表でした。

 報告書は、日本人のもっとも多いがんは「大腸がん」、次いで「胃がん」「肺がん」と知らせてくれます。

 性別でみると男性は、「胃がん」がトップ、次いで「前立腺がん」「大腸がん」と続き、 女性は、「乳房がん」が最も多く、次いで「大腸がん」「胃がん」と続いています。

 今回は、都道府県ごとの罹患状況も報告され、読み取れるのは、都道府県によって罹患率に差があるということです。

 また部位別による都道府県の罹患率状況の報告もあり、「胃がん」の人口10万人あたりの罹患率(年齢調整)は、全国平均が48.2に対し、新潟県74.7、秋田県70.3など寒さが厳しい東北地方や日本海側で高い傾向がみられます。

 東北地方や日本海側では、塩分過多の食生活などが胃がんのリスクとして以前から指摘されてきたところですが、今回の報告でも改めて裏付ける結果となったのではないでしょうか。

 今後は、都道府県や各地域の実情に応じた対策が求められるとともに、個人でもがんのリスクとなるような生活習慣には気をつけて、定期的ながん検診をお勧めします。

参考:厚生労働省「がん登録」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_toroku.html

川崎先生表1.png

2016年のがん部位別患者数

 

川崎先生表2.png

2016年の都道府県別年齢調整がん罹患率(10万人対)

 注)厚生労働省の資料から作成

 

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